自分の目指すべき道は何かと考えている時点で、自分はストーリーを組み立てようとしている
ストーリーが悪いのではない
人間はストーリーを大切にしてきた生き物だ
だがストーリーというのは脆いものでもある
ストーリーに生きて、リアルの捉え方を間違える
自分のストーリーにふさわしい現実しか見ない
ストーリーテラーは人を引きつけるかもしれないが、ストーリーは決して万能ではない
ストーリーに振り回されてはいけない
ファッションやインテリア、さらにはフレグランスやアートなど、セオリーはあっても決められたストーリーは無い
そこに個人個人の思いや考えを自由に投入してストーリーをある意味次から次へと作れる幅があるから、僕はおもしろく感じるのかもしれない
しかもそのストーリーは正解不正解ではない
共感を生み、安心感を生むためのものである
だから、過度に自分さえ良ければ良い
自分さえ自分のストーリーに魅了されていればいいという考えはあまり好かない
ストーリーは自分のためにあって良いが、他者とのかかわりのなかでは変化しうるものである
柔軟性を重んじつつストーリーをクリエイトしていきたい