20代と30代の狭間で

20代から30代に突入したとある日本人男子の雑記

耐えられる社会へ

これからの日本の社会、都市、企業、組織の在り方として、

 

Resilient society・team

耐えられる(弾力性があり、対応できる)社会・組織

 

というのは、ひとつキーワードになってくるのかなと思った

 

SDGsサステナビリティというキーワードと共に、数年前からこういう考え方は流行ってきていたと思うが、やはり今回のコロナウイルス騒動で多くの人が実感しているとおり、都市にしても企業にしても普段の生活にしても、

「想定外の変化に対応できる状態」

をいかに構築するかが重要なのではないかということだ

建物やシステムや生活スタイルなど身の回りのものを、いかにその時々の環境や状況の変化に応じて、その本来の役割や目的は変えることなく姿形だけ変えていけるかというところがポイントなのではないかと思う

人間自身はそう簡単に変わるものではないという前提に立つと、やはり生き抜くためには自分たちの身の回りを常に変えられるように維持しておかなければいけないと考える

 

例えば今回の件で在宅勤務、つまり会社に行かずに仕事をする、という働き方が急速に広がったと思うが、今までやったことがなかったから分からなかったけれど、やってみると案外いけるなとか、やっぱりこの仕事は自宅だと厳しいなとか様々な学びや発見があったと思う

それらは確実にこの事態が収まってきたあとの社会には反映させないといけないし、逆にそういうことをせずに単純に元の状態やシステムに戻ろうとする組織は、今後再び同じやり方で助かる、生き抜けるという保証はどこにもない

常にそうでなくてもいいが、必要に応じてできるようにしておくとか、何か変化が起きたときにその変化に対して打つ手をいくつか持っておくというのが、個人レベル、社会レベルでも共通してやらなければならないことになるのかなということだ

備えあれば憂いなし

ではあるのだが、どれだけ備えても今回のコロナウイルスのように誰もどうしたらいいか分からない環境はいつまたやってくるか分からない

であれば、こういう時にはこうするみたいなガチガチなガイドラインとともに備えをするのではなく、こういう時にはこうすることもできるし、こうすることもできる、みたいなある程度の

「選択肢と余白」

と共に、対応力があり、弾力性がある、つまり耐えられる社会/組織を作っておくのが大事なのではないかということだ