20代と30代の狭間で

20代から30代に突入したとある日本人男子の雑記

Japan or Oversea?

個人的な考えであるが、僕は日本語を第一言語とする日本人であるならば、基本的に日本で有名になるよりも海外で有名になる方が難しいし、すごいことだと思っている

海外というとかなりざっくりした表現になるが、日本以外の国や地域という意味である

有名になるという表現もかなり曖昧なのだが、その国や地域の人々に認められ、慕われ、良好な関係を築くという意味である

こう考えてしまう理由は、個人的な過去の体験からきているのだが、一言でいうとコミュニケーション、意思疎通の難しさが異なるからである

コミュニケーションの難しさが異なるということは、人間関係を築く難しさも異なるということで、その難しさが異なるということは、つまりはビジネスを成立させるにせよ、友だち作りをするにせよ、自分以外の誰かと何をするにも難しさが異なるよということだ

もちろん例外も多々ある

日本人よりも海外の人との方が仲良くなるのが得意とか、日本的な人付き合いは苦手だとか、そういった人も大勢いると思う

ただ本当に心から分かり合おうと思ったときに、やはり難易度としては、通常自分と同じ日本人同士と、自分とは育った環境が異なる海外の人とでは異なってくるのではないかなと思っている

そんな中で、今はグローバル化も進んで人の往来も増え、情報も瞬時に伝わるようになり、例えば国境であったり、どこの国から来たとかどこの出身だみたいな境界線、線引きは特に意味をなさなくなってきている

ただ、殊商売(お金のやりとりが発生する取引)に関して言えば、日本にある日本の会社が日本に向かって商売するのか、日本にある日本の会社が日本以外の場所に向かって商売をするのかでは、最初に書いた通りかなり難易度もハードルも異なると感じている

現在は、日本は少子高齢化、人口減少時代という事実もあり、今後市場もそれに伴って縮小していく(だから海外の市場に活路を見いだそう)という見方が一般化した

個人的な意見でも、今までと同じやり方で、同じ市場で勝負していてもなかなか勝機は巡ってこないだろうと考えている

しかし、そんな時代であるが故に、やはり日本市場で戦うにせよ、海外の市場で戦うにせよ、その市場を選んだ理由というのが大事になってくるのではないかと考えている

どういう算段で海外を選んだのか、ただ何となくそっちの方がビジネスチャンスがありそうだったからとか、日本市場は今後縮小していくからとか、いわゆる世間一般で言われているような理由からではなく、もっと自分の足元をしっかり見つめた上での然るべき理由である

その理由が腹落ちしたのであれば、その集団はその決めた方向に向かってあとは全力で突き進み、想定した結果を出せるよう努力するのみである

もし腹落ちすることなくスタートしてしまったのであれば、その集団はいつかそもそもその然るべき理由が無いことに気づき、歩みを止めてしまうだろう

そもそも僕たちは何のためにこれをやっていたのだろう、という根本的かつ基本的な疑問にぶち当たるのである

そうなってはいけない

そうなることが分かっているのであれば、早めにメスを入れた方がいい

僕はそう思った