やったことのないことに対して深める思索はある程度のところでOKにして、あとは実際に試してみながら良い方向に軌道修正していったり、全体最適させていったりすれば良いじゃないと思うことが日々さまざまな場面で起きる反面、なぜその組織や人は、あくまでも内輪での推論でしかない議論のなかで、そこまで慎重になっているのかとも思ってしまうのだ
さまざまな可能性を考えたり、メリットデメリットを洗い出したり、世の中や顧客のリアクションを予測したりすることはもちろんとても重要であるし、常に「やってみなはれ」的な思考ではうまくいかないであろうことも、もちろん承知しているつもりだ
しかし、時は金なりである
せっかく思索を張り巡らせても、試してみるタイミングを逸するとたちまちチャンスはピンチに変わったり、負け戦となってしまう
特に今のような来年どうなるか分からないとか、なんなら来月もどうなってるか分からないというような変化が激しく予測が当てにならない時代に、「よしやるぞ」と気合いが入って前向きなモチベーションが働いている時以外のいつ我々にチャレンジするにふさわしいタイミングがあろうという気持ちになる
もちろんノープランの出たとこ勝負は良くない
しかし、そんな夢物語ありますかというくらいガチガチに練られ、なおかつ利益を生み出す可能性が今現在限りなく読めないなかで立てるプランは、一歩間違えればノープランで挑んだときと等しい結果を招くことすらあると思っているのだ
そうなるとなるべくモチベーションが高くポジティブに物事を考えられているうちに、少しでも早くスタートして、失敗するなら早いうちに、小さいうちに失敗して、立て直すか次のチャレンジに移るかして、経験を積み重ねつつ、現状とよりフィットする解答を作り上げていくのが、今風なのではないかと、思ってしまうわけだ
これにはさまざまな意見もあると思うが、企業の社運をかけてチャレンジだったり、世の中に相当な影響を与えてしまう可能性があるような試み以外は、基本的に今はどんどんできる限りやっていく方が良いと思うのだ
リスクを読み間違えることだけないようにしながら