20代と30代の狭間で

20代から30代に突入したとある日本人男子の雑記

每个都不一样

動物や魚はもちろんのこと、植物、野菜、果物なども全て人間と同じように、それぞれ異なる

 

例えば野菜や果物をとってみても、きゅうりはきゅうりだし、りんごはりんごなのだけれど、実はサイズから味から見た目から、どれひとつとして同じものはない

これはまさに「人間」という括りのなかで生きる我々と全く同じだ

 

みんな違ってみんな違っていい

 

と言いつつ、例えば食べ物で言うと、「いつも同じ味」が当たり前とされ、求められる

野菜や果物は当たり外れなどと表現され、毎回若干の味の違いは許容されている

もちろんそれは自然なものだからである

しかし、例えばレストランで頼む食事しかり、コンビニのお弁当しかり、自動販売機の飲み物しかり、「味が違うことが許されている物」の方が圧倒的に少ない

現代社会の特徴がそのまま反映されている気がする

つまり、みんな違ってみんないいと言いつつ、「違うことを許容できない社会」のことである

 

理想論としての多様性や個性の尊重ではなく、実践としての多様性や個性の活用が求められている今の時代に、やはり未だ我々の身の回りには、変わらないこと、同じであることを良しとするものが沢山溢れている

これをダメだと言いたいわけではない

ただ、どうしても変わることへの抵抗や恐怖が全てのものにつきまとう以上、ここのせめぎ合いは、我々の普段の生活や仕事にとどまらず、我々が普段何気なく口にしている食べ物においても繰り広げられている

 

こういうせめぎ合いがあることを認識しつつ、物事に取り組んだり、寝食を楽しんだりしていきたいものである