20代と30代の狭間で

20代から30代に突入したとある日本人男子の雑記

パンとコーヒーと思い込みと

公園のベンチにひとり座ってコーヒーとパンを食べながら物思いにふける

まわりには誰もいない

目の前を通り過ぎてゆく人にどう思われているか、もしくはそもそも存在に気づかれていないか、分からない

まあでも僕は楽しんでいるからいいのだ

贅沢な週末を過ごすことができていることに感謝とこれで良いのだろうかという一抹の不安を抱きながら、僕は世間を眺めながら都会の週末を楽しんでいる

そんなことをしていると、周りのベンチに人が集まってきた

隣のベンチに座った若い2人組の女性はさっき2回ほど僕の目の前を通り過ぎた人だ

今度は近くで買ってきたと思われる飲み物と何か食べ物が入った袋を手に戻ってきた

この人たちのベンチで何か食べようという決断に、僕が今行っているベンチでパンとコーヒーをのんびり食べるという行動がどれだけ影響を与えたか分からない

いや、0と言っていいだろう

しかし、これは僕が勝手にそう思っておけばいいことで、わざわざ吹聴する必要も全くないし、むしろ謙虚であることを美しいと思っている派なので、大きな声で言うつもりもないのだが、

僕は自分が自分の楽しみのために極めて自己中心的に、ただ人に迷惑をかけることなく取った行いが、少なからず今横に座って楽しそうにおしゃべりをしながら飲み物とお菓子を食べている女性2人に影響を与えることができたのではないかと勝手に思い込んだのだ

そして、これはタイトルにもあるように、「自分が楽しんでやっていると、周りに人って集まってくることあるよね」というどこかで聞いたことがあるような心理学?社会学?的現象の実体験だなあと、これもまた勝手に自分の思考回路が判断をしたということだろう

でもこういった自分勝手な思い込みから発生した勘違いは、自分の心を少し気持ち良くさせてくれるというか、ああ今日は良い休日だなという思いを一層高めてくれて良いものだと思った

思い込みや勘違いは、時に人を傷つけたり迷惑をかけてしまうので取り扱いには注意が必要である

しかし、自分の中で発生させて自分の中で消化して自分の中だけで解決できるのであれば、大いに役に立つということを、改めて感じた気がする