20代と30代の狭間で

20代から30代に突入したとある日本人男子の雑記

2022年の目標

新年というのは往々にして「やる気・モチベーション」が高まっている人が多いと思うが、去年、今年と僕自身は結構慎重というか、懐疑的な心持ちでスタートしている

もちろん何度も書いている通り、先の見通しが立たないコロナの影響が大きい

コロナが引き金となって、仕事でもプライベートでも海外渡航はおろか国内でも自由に行き来ができなくなったり、外に出るときは必ずマスクをして、自他ともに見えないストレスがかかる中、なるべく早く帰る、静かに過ごす、という生活を続けたり、オンライン会議やオンライン飲みといった、対面<非対面が推奨されたりと、兎にも角にも自分の性格的志向や生きがいみたいなところからは真逆と言ってもよいくらい遠い所に、「あるべき姿」が設定されてしまっていて、ひと言で言うと「うだつが上がらない日々」を個人的には過ごさせられているように感じてしまう

もちろんコロナなんて1日でも早く収束するに越したことはないし、それは皆が思うところだろう

しかし、人間vsウイルスの戦いは、一度始まってしまうと収まるまでには歴史的に見ても、ある程度の期間を要するため、個人的にも今年いっぱいくらいはやはりまだなかなか厳しい(心身の)戦いが続くかもなと覚悟をしようとしている2022年始である

 

何事も「やる・始める」には『モチベーション』がとても大事になってくると考えているのだが、自分にとって今「やれること・始められること」かつ「モチベーションがジェネレートされやすいこと」とは何だろう

少なくとも、この2年の経験上コロナ前よりもモチベーション高く働くということは難しそうだ

なぜなら先述したとおり、今の社会が要請する「あるべき姿」は僕の「ありたい姿」とはそもそもかけ離れているし、その上で仕事でも「コロナ前と同等もしくはそれ以上の成果」を要請されることは、そこにモチベーションが高まる要素が余計にひとつもないことを意味するからだ

ただ、人類の長い歴史から見れば、ウィズコロナの2年間を経験できたことは非常に貴重ではあるため、少なくともこの日々からは何かを学び取るべきであると思うし、来たるべき時のために少しでも自分の成長の糧にはしておかないといけないよなとも思う

だから、気持ちとしては(モチベーションとしては)全然高まっていないのだけれど、まだ自分の気持ちの燃料は切れてはいないと信じているし、少なくとも日々感じることや思うこと、微力ながら読書や語学勉強など、仕事以外の部分では意識して行っていることもあるので、今はとにかく「気持ちというガソリンを切らさない」というところに意識を集中しても良いのかもしれない

見る人によってはそれは非常にpassiveで消極的なマインドに見えてしまうかもしれないが、僕個人としては今のこの自分の趣味志向とは相容れない世の中を生き抜く、サバイブするための生存戦略のひとつとして認識していきたいし、このような考え方もあっても良いよね?ということを世に問うてみたい気持ちも少しある

 

コロナ禍だからこそチャンスだ、アフターコロナに向けて準備しようと考えることができている人がいたら、それは素晴らしいことだとは思う

時流を読んで新たなビジネスや生活習慣に挑戦するそのポジティブな心持ちや、将来に備える姿勢は尊敬に値する

しかし、コロナ前からあったビジネスや生活習慣は、長年続いているものであればあるほど、急に変えるのには・もしくは継続するには燃料を要すると思う

コロナ前には50の燃料でできていたことが、コロナ禍では100、なんなら200の燃料を要するなんてことはざらに起きている(営業先に訪問するなどもそうだ)

そうなると結局費やした燃料が増えただけで成果はコロナ前と変わらないということで、行動の内容によっては「やったつもり」になりやすい環境にあるとも言えるのかもしれない

 

こうやって色々考えていると、やはりコロナ前とコロナ禍では考え方を結構根本的に変える必要があるのかもなとも思えてきた

そこでいくと、根本的に考え方を変えるのにまず必要なことは『本質を把握する』ことなのではないかと思っている

社会や人や物事を変えるには、最も大事な部分・欠かすことのできない部分=本質、を掴む必要があるだろう

そうなると僕は個人的に、根本的に自分を変えたり、モノの見方を変えたり、または説得力をもって外に変えようと発信していくためには、この「本質を捉える力」がまだまだ全然未熟だなと思う

ただ唯一「答えがないことを考えることは嫌いじゃない」という特性があるので、社会だったり、人の生き方や人生みたいなものを考え続けることは苦じゃない

そこは助かっているかもしれない

 

長々と書いたが、2022年は改めて、自分の本質、人生の本質、社会の本質、そういったものを可能な限り正確に捉えて、それをどう変えていくのが良いのかを考える年になるかもしれないなと、ふと思う