20代と30代の狭間で

20代から30代に突入したとある日本人男子の雑記

仕事を選ぼう

これまでの自分にはほとんど存在しない概念だと言っていい

仕事を選ぶなんて

 

もちろん転職は何回かしていて、仕事を選んでるといえば選んでるのだが、その時に所属している企業における仕事の中では、言われたことは基本的に全て受けてきた

もちろん全て結果に結びついたか別としてだが

 

いわゆる「言われたことは何でもやる」とか「泥臭く働く」みたいなことは、少なくとも日本のビジネス社会においては美徳とされているような気がする

非効率で非生産的なことも、分かりきっていてもやることに意義があると言われたり、黙ってやったらやったで変に仕事した気持ちになってしまったり。。

企業や上司だって所詮人なのだから、間違うことだってあるし、指示が的確じゃないこともある

よく考えればそんなこと当たり前なのに、なぜか何でも鵜呑みにしていた自分がいた

極論を言えば、「言われたことをやっていれば道は開ける」と思っていた

 

さて、今冷静に振り返ってみるとどうだろう

言われたことをやっていて道が開けたことはあっただろうか

もちろん仕事のやり方を教わったりとか、言う通りにしたことで救われたことは多々あるし、公私含めて多くの人にお世話になった

もちろん今もそうであるが

 

ただ、「道は開けたか」という一点について言うならば、「否」である

道は開けていない、人の言うことを聞いていても

 

何をもって道が開けたと言うかは色んな考え方があるだろうが、例えば僕の場合は転職だったり、自分が取った仕事だったり、プライベートであれば海外に行ったり、人付き合いだったり、引っ越し(先を決めて引っ越すこと)だったり、いくつか自分の学びが深まったり、人間としての成長を感じられたりして、結果的に「道が開けた=次の道が見えた」と思える出来事があるが、そこにはひとつの共通点がある

 

「自分で考えて自分で動いた」

 

ということである

 

「自分で考えて自分で動いた」ことでしか、道が開けた感覚がないにもかかわらず、冒頭に書いたように、「言われた仕事は基本的にやる」「仕事は選ばないでやる」人生を歩んできていた

これに改めて気づけたことは大事だと感じている

 

自分で考えて自分で動くことは厳しいことでもある

良くも悪くも「すべて自分の責任」だからだ

その点言われたことは誰かから言われてやっている以上、どこまでいってもその人の責任・その人の手柄において物事が進行する

 

それじゃあつまらないのかもな、よく考えたら

もちろん何か自暴自棄にやろうとか、自分勝手にやろうと言っているわけではないが

 

「自分の人生を他人に預けない」

ということだ

「自分の責任において、自分の道を切り開く」

それだけのことだ

 

人を育てることに関心がない文化、言われたことを言われた通りにやることを良しとする文化がこの会社にあって良かった

おかげで僕は学べている

すごくすごく大事なことを、僕は学べている

 

だから、「自分の人生を他人に預けずに、自分の責任において、自分の道を切り開く」ために、僕がまずこれから取ってみたいと思う具体的な行動はこれだ

 

「仕事を選ぼう」