20代と30代の狭間で

20代から30代に突入したとある日本人男子の雑記

病は気から

「病は気から」という言葉があるが、僕はこの言葉を昔から何かと意識している

元々は病は気の持ちようで良くも悪くもなるという意味であるが、小学生時代、朝学校に行きたくないと思うとお腹が痛くなったり、頭が痛くなったりしたことがあって、自分の心と身体はどこかで通じ合っていて、影響し合っていることを小さい頃から何となく感じていたのだ

そんな経験から、僕にとってこの「病は気から」という言葉は、病というものは気持ちが弱っていると入ってきやすいし、弱い気持ちが本当の病に進化していってしまう(から気持ちだけはどんなときも前向きに強く持とう)みたいな意味もある

さて、今回のこの新型コロナウイルスという見えない敵との戦いの中で、改めて「病は気から」を意識する機会が増えた

というのも、外出自粛で家で過ごす時間が増え、コロナ関連のニュースをテレビやインターネットで見る時間が増えているのだが、やはり収束までの具体的な道のりが見えない中、そして経済不安に対する具体的な対策内容が示されていない中での報道というのは、希望よりも不安を煽る内容が多くなってしまい、起きたことに関する正しい情報を送り届けるという報道の役割は果たせているかもしれないが、それ以上に受け手(視聴者)の「気の持ちよう」にも大きく影響を与えている気がするのだ

もちろん、今は世界レベルでこの先どうなっていってしまうのだろうという漠然とした不安が蔓延しているし、世の中で本当に良い事が起きていないというのも事実としてあるのかもしれない

しかし、受け手(視聴者)に最も影響を与えるメディアであるだけに、ここは少しでも前向きな気持ち、強い気持ちにさせてくれるような内容とともに「伝える」ということを行ってもらいたいなぁと感じてしまうのだ

バラエティやドラマも良いのだけれど、そうではなく、もっと事実に迫りつつも未来も見せてくれる、そんな「今日から明日の兆しを探す」ような報道を作れたら良いのではないかなと思う

なぜか?

「病は気から」だからである