20代と30代の狭間で

20代から30代に突入したとある日本人男子の雑記

人を理解すること

これまでに様々な人と出会い、国や人種や文化を超えて交流してきた経験から、僕はたとえ同じ日本人同士で、同じ言語を使う人同士であっても、相手を完璧に理解することはできないと思っている

ややネガティブな思考かもしれないが、お互いを完璧には理解できないに決まっているという前提をもとに関わっている節さえある

ただ、その前提を以ってしても、一緒にいて心地良いとか、楽しいとか、もっと話したいと思える人というのは自分にとって本当に貴重な存在であり、大事にするべき人間関係であると思う

家族が自分のことを最も理解してくれていると思ってはいるが、青春時代など自分の人格形成に様々な影響を与えたであろう時期を共に過ごした友人や学校のクラスメイトは、もしかしたら僕の内面について家族以上に知ってくれているかもしれない

このように自分の人生におけるこの部分はこの人が一番知ってくれていて、この時期の自分のことはこの人が一番知ってくれてるみたいに、自分の人生すべてを知っている人というのは自分以外に存在していないと言えるし、故に相手に過度に理解してもらうことを求めるのもおかしいし、相手を理解したつもりになってしまうのもおかしい

なのであくまでも自分は相手を理解できているわけがないと思いながら、僕は人とコミュニケーションをとる

自分のことを全然分かってくれてないと嘆くことは、僕にとって全くナンセンスだ

それが当たり前なのだ