とふと思ったことがある
これまであまり深く携わったことがない業界や分野があるとする
もっと平たく言うと、これまで大して興味を持ってこなかった分野ということだ
それはある意味自分にとって視野を広げたり、興味の幅を広げる可能性がある、または既存の自分の興味の対象に良い影響を与える可能性があるため、チャレンジする価値があると思う
これまで実際そうやって自分自身興味のフィールドを広げてきた
しかし、その中で最近は少し自分の専門性を高めることを意識する必要性も感じている
自分の専門性を見つけ、そこを深掘りする
1万時間の法則にもあるように、その世界でプロと呼ばれるためにはある程度時間を投下する必要があるのだ
ただそこには深掘りする勇気が必要だ
周りも見えつつ、自分の仕事をする、みたいなスタンスである
そこで領空侵犯し続ける南方熊楠と、なんでも自分のフィールドに持ち込む牧野富太郎という偉大な2人の存在を思い出す
僕はポータブルスキルの高い南方熊楠に憧れる
それには本当に何でも知っていて、さらにそこに自分のインサイトを投げることができる能力が必要なのではないか
さらに言えば、人生において広く浅くいくか、狭く深くいくかは、常に表裏一体というか、往復運動の関係にあるような気がしている
狭く深くが息詰まったら、広く浅くいく、広く浅くに限界を感じたら、また狭く深くいく、という往復運動である
今年の年末年始は何やら考えることが山積みのようである